2026/10/06 19:35

パラポネラは、女王を含む大きな個体が無理なく移動できる設備を選びます。初期は平型石膏巣とレイアウトケースから始め、コロニーが大きくなったら大型石膏巣フレームの追加を検討します。

基本情報

・巣内湿度レベル:4/5「湿潤」
・最小の働きアリ:約18〜20mm
・最大個体(女王):約30mm
・最大コロニー規模:推定2,500〜3,000匹
・飼育設備への損傷性:[確認待ち]
・食性:糖質+動物性タンパク質

[各項目の評価基準を見る →]

1.初期コロニーの飼育

平型石膏巣+レイアウトケース

初期は、平型石膏巣とレイアウトケースの組み合わせを案内しています。平型石膏巣は初期の飼育に◎ 推奨、レイアウトケースも◎ 推奨です。

巣と、給餌・給水・掃除をするエサ場を用意し、湿潤な巣内環境を保ちます。巣を置いた後も、餌や飲み水を出し入れできる作業スペースを確保してください。

[天然石入り平型石膏巣 ラウンドタイプを見る →]

[大型種レイアウトシリーズを見る →]

通常のチューブ接続を使わない

パラポネラには通常のチューブを使用できません。一般的なアリ向けスターターセットを、そのまま同じ接続方法で組み合わせないでください。女王が通る入口、継手、接続部も含めて確認する必要があります。

このページでは、試験管セパレーター、箱型、横置きリンクスv2、木製タワーを案内していません。体長の大きさだけで、すべての「大型種対応」製品に合うと判断しないでください。

細目メッシュを選ぶ

大型の生体を安全に管理するため、レイアウトケースは細目メッシュ仕様を推奨します。使用前にフタ、メッシュ、接続部の状態を確認し、設置後も傷みがないかを見ながら使用します。

2.大規模化したときの巣選び

大型石膏巣フレーム:◎ 推奨

コロニーが成長し、初期の巣が手狭になったら、大型石膏巣フレームを追加する方法を選べます。初期から必ず揃える標準設備ではなく、必要な営巣スペースが増えたときの選択肢です。

大型石膏巣フレームは、専用のラウンドケースを組み合わせて巣内環境を作る製品です。現行のF-DCbsは、特大レイアウト用ケースL-DCbsに収まるサイズです。

フレーム本体を購入する場合は、標準で付属する土飼育用ラウンドケースと、石膏・テラコッタへの変更オプションを区別して選んでください。「石膏巣フレーム」という名前でも、標準仕様に石膏・テラコッタが含まれるわけではありません。

[大型石膏巣フレーム(F-DCbs)を見る →]

成長に合わせて追加する

推定2,500〜3,000匹という最大規模を、一つのフレームで収容するものではありません。巣内でアリや幼虫が使う空間を見ながら、設備の追加を考えます。

フレームだけを増やしてエサ場を埋めないようにし、給餌や掃除に必要な場所も確保します。設置するケース、巣材、接続方法を含めて構成を確認してください。

3.レイアウトケースを選ぶ

大型種レイアウトシリーズ:◎ 推奨

巣を置く場所、餌を与える場所、飲み水を置く場所を分けて配置できる、広いエサ場として使います。体長4mm以上というシリーズの使用基準を満たしますが、入口や接続部の大きさは別に確認が必要です。

特大レイアウト用ケースを使用する場合は、脱走防止用細目メッシュへの変更を推奨します。巣やレイアウト用品を入れた状態でも、フタの開閉や餌の出し入れに支障がない配置にしてください。

[特大レイアウト用ケース(L-DCbs)を見る →]

[大型種レイアウトシリーズから選ぶ →]

本種に使わない巣

試験管セパレーター、箱型、横置きリンクスv2、木製タワーは× 非推奨です。初期の平型石膏巣とレイアウトケース、大規模化時の大型石膏巣フレームという構成から選びます。

4.エサ場の配置

巣の容量と作業スペースを分けて考える

レイアウトケースをエサ場として使い、巣と給餌・給水場所を配置します。大きいケースを用意しただけで営巣スペースが増えるわけではないため、巣の埋まり具合も別に確認してください。

食べ残しを回収する場所、エサ皿を出し入れする場所を確保します。巣やレイアウト用品を追加したときも、メンテナンスのための空間を残しておきます。

5.餌

糖質

パラポネラには糖質を用意します。スイーツパウダーproなどの蜜餌を、実際に食べる量に合わせて与えます。

[スイーツパウダーpro 約10gを見る →]

動物性タンパク質

幼虫の成長期には動物性タンパク質が必要です。基本は生き餌を推奨します。餌の利用状況を見ながら量を調整し、食べ残しを長く置かないようにしてください。

[生餌・エサ虫から選ぶ →]

生き餌を使用できない場合は、粉末タンパク餌を代替として使用できます。糖質と動物性タンパク質を分けて考え、どちらも実際に食べているかを確認します。

[粉末餌から選ぶ →]

6.飲み水

給水器ではなく平型エサ皿を使う

パラポネラの給水には、平型エサ皿を使用します。通常の外付け式・設置型給水器を標準の方法にはしません。

エサ場にあり巣式エサ皿【大】などの平型の皿を置き、飲み水を用意してください。溺死防止プレートを使用し、水が汚れたり乾いたりしていないかを確認しながら管理します。

[あり巣式エサ皿【大】を見る →]

巣への給水と飲み水は別に用意する

石膏巣や巣材への加水は、巣内湿度を維持するためのものです。それとは別に、アリが直接飲める水をエサ場へ用意します。

蜜餌も、食べる量だけを与えます。飲み水の常設と同じ感覚で、大量の蜜餌を長期間置き続けないでください。

大型種レイアウトの使い方を詳しく知りたい方へ

ケースや大型石膏巣フレームの構成・使用方法は、「ありぐら」の大型種レイアウトシリーズの記事で確認できます。

[大型種レイアウトシリーズの使い方|ありぐら →]

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