2026/10/06 19:29

ムネアカオオアリには、湿度勾配を作れる巣を選びます。初期は試験管セパレーター、働きアリが増えたら横置きリンクスv2や乾燥種向けの箱型を中心に選べます。

基本情報

・巣内湿度レベル:3/5「普通」
・最小の働きアリ:約7mm
・最大個体(女王):約17mm
・最大コロニー規模:推定5,000〜10,000匹
・飼育設備への損傷性:[確認待ち]
・食性:糖質+動物性タンパク質

各項目の評価基準を見る

1.女王のみ〜少数の働きアリの初期飼育

試験管セパレーターv2:◎ 推奨

女王だけの創設期から、働きアリが少ない初期コロニーに向きます。最初から大きな巣を用意せず、コロニーに合う空間から飼育を始められます。

試験管内に貯水部を設け、湿度勾配のある状態で管理します。巣全体を一様に濡らすのではなく、アリが居場所を選べる環境を用意してください。

働きアリが生まれたらエサ場を用意し、糖質と動物性タンパク質を与えます。巣を頻繁に開けずに餌を交換できるようにしておきます。

試験管セパレーターv2を見る

次の巣へ移る目安

匹数だけでなく、アリ・幼虫・繭による巣内の埋まり具合で判断します。飼育空間が手狭になってきたら、広い巣への引っ越しや増設を検討してください。

2.働きアリが増えた後の巣選び

増設性、縦型の観察、価格のうち、重視したいことに合わせて巣を選べます。横置きリンクスv2と箱型は◎ 推奨、平型石膏巣は○ 使用可です。

大規模化・増設重視:横置きリンクスv2(◎ 推奨)

ムネアカオオアリに◎ 推奨の巣です。将来の大規模化まで考えて、巣とエサ場を少しずつ増やしたい場合の中心になります。

・巣とエサ場を同じ規格で連結できる
・タワータイプで床面積を抑えながら巣室を増やせる
・コロニーの成長に合わせて構成を変更できる
・チューブによる配管を増やさずに拡張できる

最小の働きアリは約7mmで、当店の4mm以上という基準を満たすため、チューブレスで連結できます。湿った領域と乾いた領域を確保しながら管理します。

一つの巣で最大コロニー規模を収容するものではありません。巣内の混み具合を見ながらユニットを追加してください。

横置きリンクスv2 スターターセットを見る

横置きリンクスv2 タワータイプを見る

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縦型の観察を楽しむ:箱型・乾燥種向け(◎ 推奨)

縦方向に巣室が広がり、アリの巣らしい見た目を正面から観察できます。貯水量や給水状態が外から分かりやすく、給水の判断をしやすいことも利点です。

ムネアカオオアリの最適な巣内湿度レベルは3のため、箱型は乾燥種向けを選びます。「乾燥種向け」は巣に一切加水しないという意味ではありません。必要な水分を補いながら、湿度勾配を作ります。

・Mdk-B:「乾燥種向けフタ」を選択
・B-Hkd:上部プラグに「ステンレスフィルター(乾燥種向け)」を選択

巣が手狭になったら、別の巣をチューブで接続して増設します。増設数が多くなるほど巣・エサ場・配管が別々に増えるため、大規模化では横置きリンクスv2の方が構成をまとめやすくなります。

箱型(Mdk-B)スターターセットを見る

箱型【大】(B-Hkd)スターターセットを見る

価格重視:平型石膏巣(○ 使用可)

平型石膏巣は○ 使用可です。価格を抑えて始めたい場合に選べる、上から巣内を観察しやすいシンプルな巣です。増設性を重視する横置きリンクスv2・箱型とは、構造や管理方法が異なります。

石膏内部にどれだけ水分が残っているかは外から分かりにくく、基本的には1シーズン程度を目安に交換する消耗品として扱います。

別の巣をチューブで接続して増設できますが、大規模化すると巣と配管が増えます。将来の大規模飼育まで考える場合は、横置きリンクスv2の増設性も比較してください。

平型石膏巣 スターターセットを見る

3.その他の対応用品

大型種レイアウトシリーズ:○ 使用可

床材・石・植物などを配置し、エサ場の景観を楽しみたい場合の選択肢です。

数千匹規模へ増えるムネアカオオアリの飼育を、このシリーズだけで完結させる構成は勧めていません。大規模化では横置きリンクスv2を中心に増設します。

大型種レイアウトシリーズを見る

木製巣・木製タワーと大型石膏巣フレームは、ムネアカオオアリには非推奨です。木製巣を加水して使う案内はしていません。

4.エサ場を選ぶ

横置きリンクスv2を使う場合

シングルエサ場タイプをチューブレスで連結できます。巣と同じ規格で揃え、必要に応じてエサ場も増設できる構成です。

横置きリンクスv2 シングルエサ場タイプを見る

試験管セパレーター・箱型・平型石膏巣などを使う場合

ラウンド3Dプリントタイプを使用できます。巣とエサ場をチューブで接続し、給餌や飲み水の管理をエサ場側で行います。

エサ場(ラウンド3Dプリントタイプ)を見る

5.餌

ムネアカオオアリには、糖質と動物性タンパク質の両方を与えます。コロニーの食べる量を見ながら、給餌量を調整してください。

糖質

スイーツパウダーproなどの蜜餌を、必要な量だけ与えます。

スイーツパウダーpro 約10gを見る

動物性タンパク質

幼虫の成長期には動物性タンパク質が必要です。基本は生き餌を推奨します。

生餌・エサ虫から選ぶ

生き餌を使用できない場合は、粉末タンパク餌で代用できます。

粉末餌から選ぶ

6.飲み水

巣を湿らせるための給水と、アリが直接飲む水は分けて考えます。石膏巣を使う場合も、エサ場側に飲み水を用意してください。

外付け給水器

外付け5ccタイプで通常使用できます。横置きリンクスv2スターターセットの標準外付け給水器も5ccタイプです。

補水の頻度を下げたい場合は30ccタイプを選べます。5ccでは不足するという意味ではなく、補水間隔を長くしたい場合の選択肢です。

外付け給蜜器v2・給水器 5ccタイプを見る

外付け給蜜器v2・給水器 30ccタイプを見る

ラウンドエサ場でも、自在継手を使って分岐させれば外付け給水器を接続できます。

自在継手v2|M16シリーズを見る

設置型給水器

エサ場内に設置型給水器を置く方法もあります。外付け式を接続しない構成では、こちらを選べます。

あり巣式 給蜜器|給水器|5ccタイプを見る

蜜餌は大量に常設しない

給水器は水の常設に使えますが、蜜餌は必要量だけ与えます。大容量の容器いっぱいに入れ、長期間そのままにする使い方は避けてください。

ムネアカオオアリの飼育方法を詳しく知りたい方へ

このページでは用品の選び方を紹介しています。生態、温度管理、越冬などの詳しい飼育方法は「ありぐら」で確認できます。

ムネアカオオアリの飼育方法|ありぐら

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